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100年先まで
地図に刻まれる、
鋼構造物の設計に
携わる醍醐味。

横河NSエンジニアリング

エンジニアリング技術部 土木設計課

2013年新卒入社
工学研究科社会基盤工学専攻

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CAREER

  • 2013年

    入社 鉄鋼・加工製品部配属

  • 2018年

    設計部 大阪設計グループ

  • 2020年

    エンジニアリング技術部 土木設計課

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橋梁プラスαの製品群に惹かれて。

入社理由を教えてください。

社会の環境やインフラといった領域に興味があり、大学では土木分野を専攻。講義を通して社会基盤に関する大型プロジェクトに触れて、その面白さに大いに魅了されました。橋梁関係の研究室に所属していたこともあり、就職活動は橋梁に関わる土木系の会社を中心に見てまわり、その中に横河ブリッジホールディングスもありました。各社とも選考前に工場見学の機会を設けていたのですが、最も強烈な印象を持ったのは当グループ。実際の橋梁現場は、想像以上のスケール感で圧倒され、志望度が一気に高まりました。大学のOB・OGが想像よりも多く在籍していたことにも驚きました。雰囲気がよく、何かと頼れる先輩方が多いことも入社を決断できた大きな要因でした。

グループの中で横河NSエンジニアリングを志望した理由は何ですか?

OB・OGの方々から当社を薦められたためです。社会基盤を対象にした製品領域の幅が広く、橋梁だけでなく港湾構造物や地下構造物など、まさに地図に刻まれるような構造物に携わり、設計者としての腕を磨けるという話を聞き、さまざまな挑戦への期待が膨らみました。そこで私は当社を志望し、その中でも特に幅広い製品群の開発設計を担う鉄構・加工製品部への配属を希望しました。

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当社の技術の核心を学んだ8年間。

配属後、具体的にどのような業務に携わったのですか。

私が担当したのは、東北の震災復興の一助となる防潮堤の設計・開発業務。津波から街を守るという重要な役割を担う公共インフラ設備です。私が配属されたときは製品製作・施工業者を決める入札の直前であったため、大型建設プロジェクトのフローを一から学ぶ機会に恵まれました。そして公共工事受注の複雑さも知ることに。まず防潮堤の強度や耐久性といった計画は、行政から依頼を受けた建設コンサルタント会社が担います。そこに当社の営業が訪問して、当社の製品を計画に採用してもらえるよう、高い品質や設置実績をアピールしつつ、現場状況や設計条件に合う構造を提案します。その結果、当社の提案が採用されたのですが、これは正式な受注ではなく、あくまでも最初の関門。その後、図面に組み込まれた構造物の発注権は、実際に施工を担うゼネコンへと移り、当社製品と同様の性能をより低コストで製造できるメーカーがあれば、そこへの発注が可能なのです。

受注確定に至るまでにいくつものステップがあるのですね。

公共工事ではコストがとても重要です。工事を請け負うゼネコンにアプローチすると、他の参入メーカーの方が低コストだという情報が入りました。そこで私たちは競合との差を検証することに。経験豊富なベテラン設計者の知見や工場担当者のノウハウに当たり、材料や形状寸法は適切なのか、設計計算や図面作成を繰り返しました。この検証作業に2年を費やし、その努力が実り、ついにコストダウンに成功。当社製品の採用を勝ち取りました。完成した製品を順次納品するために、幾度となく現地に足も運び、5年をかけて、このプロジェクトをやり切ることができました。

次の移動先では憧れだった橋梁を経験されていますね?

防潮堤のプロジェクトを終えた後、設計部門に異動し、そこで念願だった橋梁の新設設計に約3年間携わる機会を得ました。橋梁は当社を志望するきっかけであり、グループの根幹となる事業。そこで学んだことは、橋梁のパイオニアとしての100年の実績・ノウハウと、住友金属工業をルーツに持つ当社の鉄鋼の知見の蓄積が、横河NSエンジニアリングの技術力の核心だということ。振り返れば防潮堤受注時にコストを克服できたのも、この蓄積の賜物だったのです。「橋梁」と「鉄鋼」の知見とノウハウに触れ、「コンクリート」と「鉄」の構造物に無我夢中で取り組んだこの8年間は、自分の土台を築いた期間でした。そして何より、100年先まで社会に貢献できる当社のやりがいを実感できた8年間だったと感じています。

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新しいキャリア、
新しい製品開発に挑戦。

現在の仕事内容を教えてください。

2020年にエンジニアリング技術部に異動し、シールドトンネル工事においてトンネル構造の内壁を補強する、鋼製セグメントや合成セグメントの設計に携わっています。現在の担当は新たな高速輸送の大動脈として計画が進むリニア中央新幹線。地下空間はトンネルごとに直径や地盤・地質も違うため、必要な強度に応じた形状にする必要があり、まさに当社の技術力が問われます。専用ソフトによる構造計算や設計図面の作成など、防潮堤や橋梁とはまた違った専門知識を駆使する面白さと、未来の大動脈の安全を支えるやりがいを存分に味わっています。

仕事をする上で大切にしていることは何でしょうか?

トンネルセグメントに限らず当社の構造物はスケールが大きく、多くの人が協力し合ってつくり上げていきます。そのため自らの役割をしっかり認識し、人任せにせず“当事者意識”をもって仕事をすることが何より大切だと感じてきました。それが自らのスキル向上や成長、ひいてはより良いチームワークにつながるからです。私自身、入社して10年を超え、プロジェクトでは課長を補佐しながら後輩を率いることも増えています。そうした自分の経験を後輩に伝え、その成長をサポートすることも大切な役割だと考えています。

今後の目標や挑戦したいテーマを教えてください。

これまで何度か、図面の不備によるフィードバックを工場から受けた経験があります。図面を前にしたデスクワークが業務の中心だったので、製造工程の知識が不足していたのです。そこで今後のキャリアとして一度は工場での経験を積み、ものづくりの現場にも精通して、自らの設計のクオリティを高めたいと考えています。また、現在のセグメント設計と並行して担当している、新製品の開発業務で成果を出すことも目標のひとつです。例えば、建設業界では今、CO2を吸収するコンクリートなど、新素材への取り組みが注目されています。コンクリートや鉄鋼の知見が豊富な当社なら、画期的な素材や工法の実現も可能なはずです。まだ模索している段階ですが、自分一人の力ではなく、経験豊富な先輩方や、各現場で活躍している同期メンバーとも連携・協力して、新しい領域を切り拓く製品開発に弾みをつけていきたいです。

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