橋梁の設計から
架設まで、
そのすべてを担う
責任と喜び。
横河ブリッジ
設計本部 大阪設計第一部 設計第一課
2020年新卒入社
環境建設工学科


CAREER
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2020年
入社 工事部(研修期間)にて現場施工管理業務に従事
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2021年
大阪設計第一部 配属

Q&A動画公開中

橋梁へのあこがれを貫いて。
入社理由を教えてください。
そもそも橋梁に興味を持ったきっかけは、高校の授業でドキュメンタリー番組「プロジェクトX」の瀬戸大橋の映像を見て感銘を受けたことでした。以来、鋼橋に関わる仕事がしたいなとあこがれを持つように。大学では橋梁の勉強に力を入れ、大学院では横河ブリッジの先輩と一緒に共同研究を行いました。先輩から聞いた業務内容や働き方に魅力を感じたこと、何よりも地元の長崎に西海橋を架けた当社なら、みんなに誇れるような橋梁に携われると思ったことから第一志望に。インターンシップに参加した際、職場に馴染めるよう色々な人が話しかけてくれたことが印象に残っていますが、そこで感じた「先輩社員」への良い印象は入社後も変わっていません。
入社後の研修期間は、現場施工管理業務に携わったそうですね?
この時に実際に橋が架かる現場で作業されている方々の声を直接聞くことができたことは、現部署での仕事の糧になっています。例えば、現場実習の時にお世話になった協力会社の方はこう言っていたな、などと思い起こしながら、現場で作業しやすいようなやり方を考えて設計を行っています。


やりがいしかない仕事。
現在の仕事内容を教えてください。
道路橋や鉄道橋の照査・詳細設計を担当しています。具体的な業務の流れは、まず、主に図面、数量計算書、設計計算書の3つで不整合がないか、設計計算書に誤りがないか、きちんと現行の示方書(※)に従って計算されているかを見たり。二次元で表現されている図面を実際の3次元で考えた時、部材同士の干渉がないかを図面上で検討したり。さらに、工場製作、架設時に支障ないかをパソコン上で確認し、そこで足りない部分を補っていきます。それらの作業が終わると、材料手配へ。その後、原寸作業を行うデジタルエンジニアリング部へ連携するところまでが設計担当の重要な仕事。ただし、それで終わりではなく、工場製作や現場での架設、竣工に至るまで「総合プロデューサー」的な立場として、各部署からの問い合わせや検査に対応しています。
どのようなところに仕事のやりがい、面白さを感じますか?
担当する橋梁の設計から架設までのすべてに携われるところです。設計担当の仕事に不手際があれば、後々の工程にまで悪影響を与えてしまうため責任重大ですが、それだけにやりがいは大きく、竣工した時の達成感や橋への思い入れの大きさも桁違いです。配属後、最初に任された橋梁は岡山にある小さな橋でしたが、経験が浅かった当時はそれなりに苦労して設計しただけに、竣工後、橋が架かっている現地を見に行った時は感動。あまりのうれしさに、思わず写真を撮って両親に送り報告しました。この仕事、やりがいしかありません。
印象に残っている案件を教えてください。
印象に残っているのは、2年目から現在も継続して担当している高速道路の橋梁です。短工期で、かつ、他の案件に比べて発注者からの要望が非常に多く、2年目が任されるには難易度の高い案件で、当初、上司からも「覚悟しておいて」と言われていました。そんな中で、設計時の照査ミスや図面の記載間違いなど、私が原因のトラブルを何度も発生させてしまい、現場に迷惑をかけてしまいました。それまで経験したことのない緊張感と不安に見舞われながらも、何とか上司や他部署のフォローもあって無事対応できた時は、自分を助けてくれた沢山の人たちへの感謝の気持ちが込み上げました。この経験を通して痛感したのは、どんな状況下でもプロとして仕事を遂行することの大切さです。このことは一生忘れないと思います。


横河ブリッジの技術を伝承。
仕事をする上で心がけていることを教えてください。
仕事で関わるすべての方々に誠意と感謝の気持ちを接することです。橋が完成するまでには本当に多くの部署、多くの協力会社の方々が関わっています。そして、それぞれに苦労しながら、助け合って橋をつくっていきます。私の苦労は、そのごく一部分に過ぎません。だからこそ、人への対応を疎かにしたら、良いものはつくれない。これからもこの気持ちを忘れずに、橋梁の設計に取り組んでいきたいと思っています。
今後、挑戦してみたいことは何ですか?
一つ目は、案件を一人で任せられるような技術力を身に付けること。そのために自分が担当している橋梁に関わる示方書を読み込んだり、技術士の資格を取得したり、努力を重ねていきたいと考えています。二つ目は、さまざまな構造の橋梁を担当して幅広い技術力を身につけ、横河ブリッジの技術を伝承していくこと。三つ目は、地元の橋梁を担当し、地元への恩返しをすること。さらに、既設の橋梁を今後も利用し続けられるような保全設計にも携わり、技術者として大きく成長していきたいです。 (※)示方書:国土交通省が定める、日本における橋や高架の道路等に関する技術基準。
