システム建築の良さを
最大限引き出し、
目的・用途に応じた
一品一様の建物を提供。
横河システム建築
設計本部 東京生産情報部 第二課
2022年新卒入社
工学部建築学科


CAREER
-
2022年
入社 設計本部 東京生産情報部 第二課配属

Q&A動画公開中

将来性豊かなシステム建築。
入社理由を教えてください。
大学で鋼構造の研究をしていたことから、品質が安定している鉄骨造の建築物に魅力を感じるようになりました。就職活動では建築系の会社を中心に説明会を受けていましたが、ふと、インフラ系にも目を向けたときに横河ブリッジホールディングスを見つけ、それと同時に「システム建築」という工法の存在を知りました。システム建築の特徴は、低価格、短工期、高品質であること。それらはすべて今後の建築業界において重要なテーマになるに違いないと確信し、私もその発展の力になりたいと思いました。加えて、システム建築分野の中でも、当社は国内唯一のシステム建築専用工場を持つリーディングカンパニーであり、将来性豊かであることも大きな魅力でした。また、構造設計に興味があり、設計の中でも構造設計の比重が大きいことも入社の決め手になりました。
入社後の新入社員研修で学んだことで、印象に残っていることはありますか?
橋梁架設の現場見学や工場での部材製作実習が印象に残っています。実際のものづくりに触れて学べたことはとても多かったため、やはり“実物”から得られる情報は宝だということを痛感しました。今、生産設計に取り組む中でも、なるべく実物を見ることを意識しています。


最善の答えを求めて。
現在の仕事内容を教えてください。
設計本部には、最初の立ち上げの設計を担う設計部門と、その設計をもとに、工場での製作、現場での施工に向けた生産設計を担う生産情報部門があり、私は後者に所属しています。具体的には、主なお客様である建築会社やゼネコンと打ち合わせをしながら、建方施工図の作成・チェック、工場での製作図面や現場での納まり図などの作成等を行なっています。製作性、施工性を考慮しながら最善の納まりを検討するのは、物件それぞれで苦労するところですが、その半面、お客様からの要望に対して、社内外と連携して最善の答えが出せた時は大きな達成感があります。基本的には物件を一人で担当することが多いため、実際に建物が建った時の喜びは何より大きいです。
配属後、どのように仕事を覚えていったのですか?
配属当初は、たくさんあるシステム建築の細かい社内ルール、マニュアルの読み合わせや、実際に図面をチェックする練習をするなど、研修の日々でした。その中で感じたのは、当社のシステム建築の設計の自由度の高さです。入社前はフローに沿って設計・製作・施工が進んでいくという漠然としたイメージしか持っていなかったのですが、実際は想像とは異なっていました。使う頻度の高い部材が1mm単位で標準化されている、など効率を高めるためにシステム建築独自のルールが数多く定められており、そのルールに沿いながら、お客様の多種多様な要望に応えることで、一品一様のまったく違う建物を提供しているのだとわかり、システム建築の素晴らしさにますます感心しました。そしてルールやマニュアルを一通り修得した1年目の後半は先輩が担当する物件を手伝いながら、システム建築の生産設計の実務を習得していきました。
ご自身の成長につながった仕事を教えてください。
これまで、30件を超える物件を担当してきましたが、一番成長を感じたのは3年目に入ってすぐに担当した工場の物件です。外壁の色分けをパネル1枚単位で行う必要があり、お客様からいただいたイメージ図のもと、当社のパネルとの兼ね合いを考えながら、どのような色分けなら可能なのか? 本当に工場で製作できるのか? 現場での施工方法はどうするか?など、苦労しながら検討を行いました。しかし、お客様、工場との調整を重ね、なんとか要望を満たすことができた時は、一回り成長できたと感じました。


より難易度の高い物件を。
これまでで最も印象に残っている物件を教えてください。
2年目の秋ごろに担当した物件で、別の建物へ接続する階段の詳細設計を行ったことが印象に残っています。階段自体の製作が可能か?他の部材と取合ができるか? 法規に適合しているか? などを考えながら、CAD上の線一本単位で細かなチェックが必要でした。例えば、他の部材との取合では、接続する別の建物の図面を入手し、こちらで干渉がないかを入念に確認する必要がありました。この経験のおかげで、図面を見るスキルが格段に上がったと感じています。最終的に無事に階段が取り付いたと報告を受けた時は、安堵するとともに、うれしさを噛み締めました。
仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
営業、設計、製作、工事など、社内の他部署とのコミュニケーションを大切にしています。各部署の業務内容や事情を理解し、それぞれの立場に立って話をしないと、仕事がスムーズに進まないと感じています。情報の伝え方を間違うと、各部署で情報のズレが生じてしまうため受け手が必要な情報が何かを考えながら、その情報がダイレクトに伝わるようなメール、資料づくりを心がけています。
今後の目標を教えてください。
つい最近、一級建築士の資格を取得しましたが、この勉強で得た知識で、お客様との会話もよりスムーズになるなど、早くも効果があらわれています。また最近はシステム建築のルールを定める標準化の仕事を頼まれることも多く、取合や納まりのルール検討や、社内マニュアルの作成も行なっていて、自分の成長も実感しています。今後はより難易度の高い物件で経験を積み、一級建築士の名に恥じない設計者になりたいと思っています。さらに今後、機会があれば構造設計にも挑戦し、当社のシステム建築「yess建築」の新たな商品の研究開発などにも携わりたいと考えています。
