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橋梁建設の
進化を目指して、
新しい技術開発への
挑戦を。

横河ブリッジ

大阪技術計画部 技術計画課

2014年新卒入社
工学研究科土木工学専攻

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CAREER

  • 2014年

    入社 総合技術研究所 研究課 配属

  • 2019年

    技術計画室 大阪技術計画部 技術計画課へ異動

1

この環境なら「やっていける」。

入社理由を教えてください。

学生時代は橋梁の研究室に所属していましたが、やっていたことは少し特殊で、材料に力を加えた際にどのような挙動をするか、新しい切り口で解析法を研究するという内容でした。横河ブリッジとの出会いは、研究室の先生からインターンシップへの参加を進められたことがきっかけでした。幼い頃から、大きな構造物が好きだったこともあり、橋梁メーカーである当社に興味を持ちました。インターシップでは、工場内の風景や活き活き働く社員の姿が印象に残り、自分もこの会社でこの方々と一緒にものづくりがしたいと思ったのです。加えて強く印象に残ったのがバスツアー。大阪府堺市にある工場から明石海峡大橋まで、当社が手掛けた橋を順番に見て回るというもので、多くの橋梁建設に関わっていること、それによって社会インフラを支えていることに感銘を受けました。また、当社に在籍する研究室の先輩から働きやすい環境だと聞いたことも、入社を決めた理由の一つです。

入社して感じた率直な感想を教えてください。

橋梁メーカーだけに、やはり橋好きな人ばかり。それが最初に受けた印象です。先輩社員と出張に行くと、地域の代表的な橋やマニアックな橋を案内してもらい、その橋の歴史や構造などについて教えていただきました。語る熱量の大きさに圧倒されたものです。また、チームで業務を進めていく中で、経験・知識の浅い私に対していろいろ教えてあげたいという先輩の想いが伝わってきて、人を育てること、成長をサポートすることが風土として培われていると感じました。先輩方との年齢差はあったものの、コミュニケーションはスムーズで風通しも良く、この環境なら「やっていける」と思ったのです。

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2

研究開発で養われた「探求心」

入社後研究所に配属されていますが、どのような業務に携わったのですか?

総合技術研究所の仕事は、自主研究と契約工事の2種類に分けることができます。自主研究は研究所が主体となり「将来、必要となるであろう技術や製品」の開発を進めるもの。新たに製品開発を行う場合、担当する社員はアイデア抽出→試設計→解析的検討→実験→製品化まですべてに携わることになります。契約工事は他部署や他会社から依頼された業務を遂行するもので、必要に応じて関係部署やお客様とコミュニケーションを取りながら解析・実験を行います。私が研究所に在籍していた期間で、多くの時間を費やしたのは「腐食」に関する研究だったと思います。例えば、橋梁の維持管理にあたり、橋桁に発生する「さび」が悪影響を与えるものか否かの判定は、目視点検によって行われています。維持管理のニーズが高まる中で、人手不足や属人化といった課題を解決するため、画像処理など定量的に判定する技術を研究しました。

印象に残っている仕事を教えてください。

研究所時代、ある特殊なボルトの適用可能性について検討していました。橋桁というのは数m単位で製作され、現場でボルトによって地組立(接続)し架設されます。新設橋梁におけるこの部材連結ボルトは完成されていますが、私が検討したのは、補強のために部材を後から取り付ける際に使用するボルト。発注者と議論を重ねながら、ボルト継手としての密閉性や疲労耐久性、耐荷性能など多くの検討を行いました。前例がない実験・解析に取り組み、高い安全性を確保するための明確なエビデンスを確立する作業を続け、最終的に採用にこぎ着けたときは、達成感がありましたね。研究所には5年間在籍しましたが、新設から保全・維持管理まで幅広く携わることができました。研究開発は与えられた課題やテーマについて、とことん深く、つきつめる仕事です。この仕事を通じて技術者として必要な「探求心」が養われたと感じています。

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3

受注獲得のやりがい。

現在の仕事内容を教えてください。

現在は、新規工事入札のための技術提案書作成、それに関連する技術開発、実工事の中での技術提案の履行支援に携わっています。技術提案業務では、その工事で受注者が求めている課題を的確に汲み取り、提案する技術がいかに標準より優位性があり、効果的かをアピールしつつ、こちらの想いが着実に届くように資料を作成しています。技術開発業務では、目まぐるしく変化する時代のニーズをとらえ、新たな着眼点で今までにない技術を創出することに挑んでいます。こうした取り組みで入札に臨み、受注を目指すわけですが、発注者に当社の技術を評価していただき、受注に結びついたときは、大きなやりがいを感じます。

受注を獲得する際に大切なことは何でしょうか。

私たちは概略設計図を基に技術提案を行っていきますが、提案内容は、橋の材料や施工方法、架設の際の安全対策、施工精度など多岐に及びます。そうした中で重要なポイントとなるのは、競合会社との差別化を図るとともに、発注者からの高評価を獲得するための、新技術の開発です。直近では、橋桁架設時の安全対策に関わる新技術として、衛星から取得した位置情報を活用したモニタリングシステムを開発しました。遠隔で架設状況を正確に把握できるシステムであり、安全対策のみならず工程・品質管理等にも適用が可能です。検討を進めていく中で、工事部や計画部といった社内の関係者だけでなく、社外のシステム会社とも綿密な議論を重ね試験を繰り返しました。結果、受注に至ったこともあり、私にとっては思い入れ深い案件です。こういった経験から、「技術提案の1点が価格何千万に匹敵する」ということを常に意識し、普段から新しい技術や特許について情報収集することを心がけています。

今後の目標を教えてください。

これまで、研究開発、技術提案の業務に携わってきました。現在の技術提案の業務では、周囲の方々から多くの意見やアイデアをもらうことで、新しい切り口と広い視野で物事をとらえられるようになったと実感しています。今後は、橋梁建設に関わる様々な部署を経験したいと思っています。当社は、設計から製作、架設と、橋梁建設の上流から下流までを担う会社です。ジョブローテーションにより様々な業務を経験することで橋梁に関する幅広い知識を吸収し、様々な部署のメンバーと交流することで、スムーズな連携・協働による橋づくりを実現したいと考えています。橋は長年にわたって形に残るもの。一般の人は当たり前にあるものだと感じていると思いますが、私はそれでいいと思っています。当たり前に、安全に利用されることで世の中のためになっている、それが橋づくりのやりがいです。

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