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“橋梁×IT”のプロとして、
信頼性の高い、
精緻な構造解析を
実現する。

横河技術情報

技術第一部 第一課

2018年新卒入社
理工学研究科土木工学専攻

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CAREER

  • 2018年

    入社 技術第一部 第一課配属

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“土木×IT”の仕事を目指して。

入社理由を教えてください。

大学院では土木工学を専攻し、構造解析を学ぶとともに、「道路標識の損傷を振動から検知する」という研究テーマに取り組みました。構造解析を行うために、自分でプログラミングをして解析ソフトをつくり、そこに面白さを感じたことから、ITにも興味を持つように。そこで就職活動では、土木とITの知識、両方を活かせる会社を探しました。そんな中で出会ったのが、横河技術情報です。この会社なら今まで研究でやってきたことも活かせるし、ITにも携われると聞き、これは願ったり叶ったりだと思いました。また、グループとして橋梁のリーディングカンパニーであることに加え、橋梁の設計に欠かせない自動設計ソフト「APOLLO」 という業界シェアNo.1の製品を持っており、高いレベルで仕事ができることも大きな魅力でした。

入社後、希望通りの部署に配属されたのですか?

自分としてはソフト開発にも携わりたかったのですが、技術第一部第一課の中でも構造解析グループに配属されました。そこで、部長や社長との面談時に、「ソフト開発に携わりたい」と希望を伝えたところ、任せていただけることになりました。結果的に今では、課の中で構造解析が絡むソフト開発やツール開発が必要となる構造解析案件を集中して任せてもらえるように。構造解析とソフト開発の両方ができることは、自分の強みだと思っています。同時に、当社には、やる気があればやりたいことができ、自発的に新しい仕事に挑戦できる理想的な環境が整っていると感じました。

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ベストな解析結果を求めて。

現在の仕事内容を教えてください。

主に橋梁の構造解析・耐震解析と設計・解析関連ソフトの開発を担当しています。構造解析・耐震解析の業務では、まず解析する上で必要なモデルをつくって解析を行います。そして、その解析結果のもと、例えば、解析対象の橋梁が耐震基準を満たしていなければ、補強方法や必要な補強量についての提言等を行うまでが私たちの仕事。解析結果に対する自身の考察が、お客様の役に立った時はやりがいを覚えます。一方、設計・解析関連ソフトの開発では、構造解析を行うためのソフトの開発業務がほとんど。所属する構造解析チームで使っているソフトの改良や、グループ会社で使っている解析ソフトの改変などを担っています。元々、コーディングが好きというのもありますが、自分が書いたことが形になることにもいつも面白さを感じています。

入社後、初めて担当した仕事案件はどんな内容でしたか?

首都高に架かる橋梁の耐震解析でした。この橋梁は、斜張橋(※)と呼ばれるもので、解析する上で必要なモデルづくりの難易度が非常に高く、新人が担当するにはかなり手強い案件でした。当時は「いきなりこんなにハードルの高い案件を任されるのか」と思ったものです。何が何だかわからない状況でしたが、周りの先輩方に質問をしまくって何とかやり切りました。その中でいちばん勉強になったのは、お客様との対応の仕方です。お客様に解析結果に対する考察を求められても、最初は「確認します」と一旦保留にし、先輩や上司に相談してから考えをまとめてお答えするという形でした。しかし、徐々に考察のポイントをつかみ、自身の考えでお客様に対応できるようになりました。
※斜張橋:橋の一つの形式で、塔から斜めに張ったケーブルを橋桁に直接つなぎ支える構造のもの。ケーブルにかかる負荷の計算など、構造解析が難しい。横浜ベイブリッジも同じ形式。

新人時代で最も印象に残っている仕事案件を教えてください。

とあるプロジェクトの一環で、統計学的に算出した10年分の車両の走行を模した時系列シミュレーション解析を1000回実施し、橋梁に生じる応答をさまざまな橋梁形式ごとに頻度分析するという仕事です。難しかったのは、大量の解析を実施する必要があることに加え、納期にも余裕がなかったこと。こんなことは社内でも誰も手がけたことがなく、最初は途方に暮れました。そこで考え出した方法が、解析の一連の流れをマクロ化し、PCを20台レンタルして、それらをフル稼働させることでした。PC20台を並べて、並列に解析を進めていくのは大変でしたが、その分、限られたスケジュールの中でベストなパフォーマンスを発揮し、信頼性の高い解析結果を出す力を身につけることができたと思っています。

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常にチャレンジングな取り組みを。

これまでのキャリアの中で、自身の力を最も発揮できた案件を教えてください。

橋長3,750メートルの世界最長のトラス橋の構造解析を任せられたことです。構造解析チーム史上、最大規模、最大金額の工事であり、それだけに精緻な解析結果が求められました。そのため当然、精緻な結果が得られるようなモデル化するのも至難の業であり、それを乗り越えた先で解析結果を取りまとめるのも大変でした。これまで積み上げてきた知見・技術を全て投入してやり切り、現時点での自身の集大成になったと思います。

現在、ソフト開発業務でも、大きな挑戦をしていると聞いています。

現在、国土交通省・建設コンサルタンツ協会・当グループも参加している日本橋梁建設協会が協力し、橋梁製作の生産性向上を目的とした、設計者側の「自動設計システム」から施工者製造側の「自動原寸システム」へのデータ連携を実現するプロジェクトが進行中です。当社はそれに対応するソフト開発を担っています。このプロジェクトの特徴は、構造解析、設計から製造まで、さまざまな部署からメンバーが選ばれていること。これまで部署や会社を横断したプロジェクトの経験がない私にとって、そういった意味でも新しい挑戦となりました。今年度中に、開発中のソフトを活用した施工施行工事が計画されており、そこをクリアすることが直近の目標です。

今後のキャリアビジョンを教えてください。

今がまさに自分がやりたいことを実現できています。ここからの延長線上で、さまざまな仕事の幅に挑戦しながら成長していければと考えており、その先に自分にしかできないような構造解析とソフト開発の知識をもとに、一から製品を生み出せればいいなと思っています。

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